先月末、友人と久しぶりに盆栽園に行ってきました。
高校以来の訪問で、外国の方もたくさん来ていました。
以前は日本人ばかりだったのに。。(盆栽ブーム??)
侘び寂びはグローバルなものなのかなあ。。
昨今では、埼玉県の盆栽町(盆栽園が集合している町)訪問の為に来日する人もいるようです。
↑筆者のブナの寄せ植え盆栽
盆栽の鑑賞ポイントをカンタンにご紹介します。
◆コケ順
根元からの立ち上がり、幹の曲がりの良さ、上部に行くほど幹が細くなる様。
◆樹形
・直幹:真っ直ぐ立ち上がる
・模様木:根元から左右になだらかに曲がる
・懸崖:岸から、谷底へ幹が垂れ下がる状態を示す
・逆さ箒:箒を逆立ちさせた樹形。ケヤキ専用の樹形といっても過言ではない。
・文人:洒脱な雰囲気で細い幹少ない枝葉のものが多く、無駄が削ぎ落とされたような姿。
僕は文人推しです!!
◆樹種
・雑木盆栽:モミジ、ブナ、ケヤキなど
・松柏(しょうはく)盆栽:クロマツ、ゴヨウマツ、アカマツなど
◆鉢合わせ
原則、雑木盆栽は、色の付いた鉢を合わせる。松柏盆栽は、色付けしていない鉢を合わせる。鉢の形も丸鉢、角鉢など樹形、雰囲気に合わせる。
◆正面
盆栽にも向きがある。同じ木でも、人により違う。最も樹がイキイキ見える方向を探す。それは、名木を見る経験を増やすしかない。
◆名木
忌枝(いみえだ)と呼ばれる、鑑賞に適さない枝が少ないもので、コケ順、鉢合わせ、樹形良く、風格を感じるものが名木として評価される。
ちなみに小さい鉢でなぜ、盆栽が生き続けるのかと疑問を抱く方もいらっしゃるかと思います。それは、定期的な剪定で枝を、植え替えのタイミングで根をカットすることで、さらに成長する土台を作っているからです。(地上部と地下部は基本的に比例します。)
この記事をきっかけに盆栽人口が増えたら嬉しいです。若いうちに始めると良い盆栽ができるので笑
最後にオススメのホームページ、参考書、盆栽園のURLを貼っておきます。
◆ホームページ
・盆栽つれづれ草
・群境介と幸子のミニ盆栽
◆参考書
・近代盆栽
・盆栽入門
◆オススメ盆栽園
・養庄園
・勝華園
今回紹介しました盆栽以外にも園芸にはジャンルがあります。。
どれから手を出せばいいのかわからない場合には、園芸店に行くのが一番です↓